働きやすい外資系企業ランキング 日本でも認知度が高い2社が1位に:ファーストネームで呼び合う文化
オープンワークが発表した「働きやすい外資系企業ランキング」によると、1位はイケア・ジャパンとキャセイパシフィック航空だった。
就職・転職のための口コミサイト「OpenWork」を運営するオープンワークが11月27日に発表した「働きやすい外資系企業ランキング」によると、1位は家具販売のイケア・ジャパンと、香港を拠点とする航空会社のキャセイパシフィック航空だった。両社は、社員のチームワークと風通しの良さを表すスコアが高かった。
OpenWorkに投稿された外資系企業への口コミから「社員の相互尊重」と「風通しの良さ」の評価点を集計。さらに、残業時間が月20時間以下の企業に限定してランキングを作成した。
ランキングの3位は宿泊施設予約サイトのブッキングドットコムジャパン、4位は情報サービスのブルームバーグ・エル・ピー、5位はドバイを拠点とする航空会社、エミレーツ航空だった。
1位のイケア・ジャパンの口コミでは、「基本的にファミリー感が強く、風通しはいい会社だと思う。ポジションに関係なくお互いをファーストネームで呼び合う文化がある」「残業はするなというのが原則」「たとえ上司であったとしても、こちらの言いたいことは言える環境」といったコメントがあり、上下関係が厳格ではない印象だ。
同じく1位のキャセイパシフィック航空についても、「上司部下ともにフレンドリーで、役職では呼び合わず、下の名前で呼び合ったり、あだ名で呼び合ったりしている」というコメントがあった。また、「多国籍のクルーが勤務しているため、常にフレンドリーでオープンな文化である」と感じている人もいる。
6〜10位は、ディーゼルジャパン、へネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(H&M)、日本アイ・ビー・エム・スタッフ・オペレーションズ、アメリカン・エキスプレス・ジャパン、CFJ、Apple Japanだった(10位は同スコアで2社)。
集計の対象としたデータは、2007年7月〜19年11月に投稿された口コミ。回答者数が30人以上の外資系企業を対象とした。
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