東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に、創業100周年を迎える企業は何社あるのだろうか。売上高上位をみると、1位は「マツダ」(2兆6662億円)、以下「イトーヨーカ堂」(1兆2361億円)、「近鉄百貨店」(2615億円)、「横浜銀行」(2279億円)、「デンソーテン」(2177億円)など、1458社あることが、東京商工リサーチの調べで分かった。
最古の周年企業は、創業が400周年を迎える「虎屋本舗」(広島県)で、「虎焼」などを手掛ける会社である。300周年を迎えるのは、織物メーカーの「矢代仁」(京都府)、「児島工務店」(岡山県)、タテソース製造の「豊島屋」(岡山県)、「奥飛騨酒造」(岐阜県)の4社。
200周年は、和装などを扱う「伊吹」(京都府)、仏壇などを扱う「永楽屋」(滋賀県)のほか、線香やローソク製造の「三清本店」(愛知県)、日本酒の「喜多酒造」(滋賀県)など15社、50周年は「三菱自動車工業」(東京都)、自動車用変速機の「ジヤトコ」(静岡県)、システム開発の「日立ソリューションズ」(東京都)など3万2417社。
周年企業を産業別でみると、創業50周年では「建設業」(38.6%)が最も多く、次いで「製造業」(15.4)、「サービス業他」(14.9%)という結果に。100周年をみると、トップは「製造業」(27.3%)、次いで「卸売業」(18.7%)、「小売業」(17.4%)と続いた。
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