ニュース
「よっぱらったら、何してもいいの?」 鉄道事業者が共同で暴力行為防止ポスターを製作:子どもの目線で訴え
鉄道事業者が暴力行為防止ポスターを製作。年末年始にかけて駅構内や列車内に掲出する。子ども目線で暴力にNOを訴える。
JR6社や日本民営鉄道協会加盟会社などの鉄道事業者は、2019年12月9日〜20年2月8日、「暴力行為防止ポスター『よっぱらったら、何してもいいの?』」を各社の駅構内や列車内に掲出する。
ポスターの掲出期間は、飲酒の機会が増える年末年始に重なる。駅係員や乗務員などへの暴力行為や、お客同士のトラブルによる暴力行為に対し、各鉄道事業者が連携して防止を呼び掛ける。
ポスターでは、純粋な子どもの視点から「よっぱらったら、何してもいいの?」という疑問形のキャッチコピーを大きく打ち出す。また、被害を受けた鉄道係員のイラストを描き、暴力行為が人を傷つけるという当たり前のことを再認識してもらえるような構成にしたという。
18年度、JR6社や日本民営鉄道協会加盟会社などを含む全国35社局では、630件の暴力行為が発生した。暴力行為の加害者の約53%が酒気を帯びていた。加害者の年齢に偏りはなく、幅広い年代に分布している。
今回のプロジェクトに参加する鉄道事業者は全国89社局。駅構内にポスターを約7100枚、列車内に約6万8000枚掲出する。
関連記事
- 飲み食い放題で「上限3000円」の「定楽屋」が増殖中 料理や接客で“手抜き”してないのにもうかるのか?
飲み放題・食い放題で上限3000円(税抜)の「定楽屋」が増殖している。サービスを削らず調理に手間暇をかけてリピーターを獲得している。1人当たり3000円でもうかっているのか? - 「どさん子ラーメン」は今…… 急成長から衰退までの経緯と復活のシナリオに迫る
札幌みそラーメンの“伝道師”として急成長した「どさん子ラーメン」。かつては1000店以上を展開していたが、マネされるのも早かった。“衰退”したと思われている一方で、復活に向けた動きもある。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 「満席だから系列店にご案内」はウソ 鳥貴族がお客への注意喚起続ける
鳥貴族が客引きの被害にあっている。店の外にいる客引きが「鳥貴族は満席だから系列店に案内する」などとお客を誘導。被害拡大を防止するため、公式WebサイトやTwitterで注意喚起している。 - 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.