調査リポート
貯蓄上手の福島県、お賽銭をたくさん入れる愛知県、消費増税で我慢する岩手県――47都道府県の「お金」意識が明らかに:キャッシュレス決済が増えた県は?(2/2 ページ)
ソニー生命保険が発表した「47都道府県別 生活意識調査2019」の集計結果。福島県の人に倹約志向が強い傾向があり、消費増税後に買いたいものを我慢するようになったのは岩手県の人に多かった。年末年始の消費に関する予算の違いも明らかになった。
外食を減らした滋賀県、買いたいものを我慢する岩手県
19年10月の消費税率引き上げ後の消費傾向についても質問した。消費税率が10%になった外食(店内飲食を含む)について、回数が「減った」と回答した人が最も多かったのは「滋賀県」で40%だった。2位は「福島県」(38%)、3位が「鹿児島県」(36%)。
また、軽減税率の対象外である日用品を「ケチケチ使う回数」が「増えた」と回答した割合は、1位が「岩手県」で22%。2位が「千葉県」(20%)、3位が「滋賀県」「徳島県」「鹿児島県」(19%)だった。さらに、「買いたいものを我慢する回数」が「増えた」割合も、「岩手県」がトップで35%。2位が「東京都」「徳島県」(32%)だった。岩手県では、日常生活の中で節約をするようになった人が多いようだ。
増税後、対象店舗でのキャッシュレス決済によるポイント還元事業が始まったことで、キャッシュレス決済で支払う回数が「増えた」と回答した割合が多かったのは「愛知県」と「奈良県」で、それぞれ53%。次いで「石川県」「高知県」(52%)だった。
調査は11月5日〜19日にインターネットで実施。全国の20〜59歳の男女4700人(各都道府県100人)の回答を集計した。
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