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海外旅行のついでに“おつかい”で稼ごう 「HAKOBIYA」が日本での展開に本腰荷主と旅行者を仲介(2/3 ページ)

海外の商品を買ってきてほしい依頼者と渡航者をつなぐ「HAKOBIYA」。ベトナム人を中心に利用されてきたが、日本での展開に本腰を入れてきた。どのようなサービスなのか。

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なぜこのサービスが生まれたのか

 HAKOBIYAアプリのダウンロード数は約10万。ユーザーの96.5%が外国人で、11月の取引完了数は281(12月1日時点)。まだまだ立ち上がったばかりのサービスだ。

 ユーザーのほとんどはベトナム人だが、それには理由がある。このサービスを立ち上げたPicUAppの中川賢史郎COOは、ベトナムに10年以上住んでいる。もともとは貿易業務などを手掛けていた。現在、日本の在留ベトナム人は40万人弱。技能実習生や留学生が多くを占めているが、定期的に日本とベトナムを行き来している。ここにビジネスチャンスがあると考えたのだ。そこで、まずはベトナムでサービスの認知度向上に努めた。PicUAppは今後、HAKOBIYAの日本国内における認知度を高めようとしている。


サービスは発展途上

 これまではどんな取引が行われてきたのか。PicUAppによると、平均依頼引き受け数は3〜4件で、1件当たりの平均報酬は3000円だという。最も依頼件数が多いのが「携帯電話」(12%)で、「化粧品」(8%)、「腕時計」(7%)、「アクセサリー」(6%)と続く。

 ベトナムから日本に依頼される商品は「スマホ」「圧力鍋」「腕時計」「鉄道雑誌」「ドラえもんの人形」「仮面ライダーのおもちゃ」「ガンダムプラモデル」「化粧品」などが多いという。一方、日本からベトナムに依頼される商品は「ベトナムコーヒー」「東南アジア限定のシャンプー」「フォー」「ZIPPO(戦没者記念)」「ココナッツせっけん」などが多い。


どんな依頼が多いのか

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