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厄年か自業自得か セブンが2019年に世間を騒がせた4つの事案を振り返るおわび案件も多かった(1/3 ページ)

2019年はセブンが世間を騒がせた1年だった。おわび案件も多く、爪痕は今も残っている。特に印象深い4つの事案を振り返る。

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 2019年はセブン-イレブンが世間を騒がせた1年だった。“おわび案件”も多く、公式Webサイトを閲覧すると、その爪痕が今でも残っていることが分かる。


不祥事が相次いだセブン(写真提供:ゲッティイメージズ)

 ライバルのファミリーマートやローソンの公式Webサイトを見ると、ページのトップに新商品やキャンペーンの告知がずらりと並んでいる。しかし、セブンの場合「!7pay(セブンペイ)に関する重要なお知らせ」「店舗従業員様への給与支払い代行業務における『精勤手当』『職責手当』に対する残業手当の一部支払い不足について」「7pay残高をお持ちのお客様へ」といったように、物々しい告知がトップに並んでいる(2019年12月26日午後1時時点)。

 2019年、特に印象深かった4つの事案を振り返ってみたい。


セブンの公式Webサイトは物々しい雰囲気になっている(出所:セブン-イレブン公式Webサイト)

7payサービス終了のおわび

 7月3日、セブン&アイ・ホールディングスはバーコード決済サービス「7pay」に関する「重要なお知らせ」を発表している。一部のアカウントが第三者にアクセスされる被害が確認されたという内容だ。その後、被害者数や被害額は増え続け、株式会社7payの経営陣は謝罪会見を行った。同社社長の口から飛び出した「二段階認証うんぬん」発言は話題になった。

 7payは9月30日に支払いを含む全てのサービスを終了した。現在は、未使用残高の払い戻しが行われている。払い戻しの申し出期間は2020年1月10日までだ。ファミマのFamiPay(ファミペイ)が利用者数を順調に伸ばしているのとは対照的な結果となってしまった。


セブンペイに関する重要なお知らせ(出所:セブン-イレブン公式Webサイト)
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