コンビニで「助六寿司」を買っているのは誰なのか ローソンのデータから分析:年齢層ごとに異なる好みとは?(2/2 ページ)
20〜60代のお客はコンビニでどんな商品を好んで購入しているのか。ローソンがそれぞれの世代における自社オリジナル商品の世代別販売数構成比ベスト3を発表した。助六寿司を購入しているのはどの年代なのか。
40〜50代の販売数構成比が高い商品とは?
40代女性は30代女性と近い傾向が見られた。1位は「リプトン ホットフルーツインティー」(260円)。これは、オレンジ、リンゴ、パイン、ピーチを配合しており、甘くトロピカルな香りを楽しむものだ。2位は「マカロン(あまおう苺&ショコラ)」(230円)で、3位は「ほうじ茶ラテ」(210円)だった。
40代男性では大容量のドリンクやアルコールがランクインした。1位は「無糖コーヒーPET 930ml」(143円)で、「ローソンセレクト ゴールドマスター 500ml」(150円)、「ローソンセレクト ゴールドマスターオフ 500ml」(150円)と続く。2位と3位は、いわゆる「第3のビール」だ。
50代女性になるとラテは姿を消す。果実、ナッツ、ヨーグルトがセットになった商品や、低糖質のブランパンシリーズが上位に並ぶ。また、50代男性は40代男性と同様の第3のビールや「カリッと香ばしいバターピーナッツ 85g」(148円)がランクインする。
60代になると上位はガラリと変わる
60代になると上位に並ぶ商品はがらりと変わる。
60代女性の1位は「田辺農園バナナ パック入り」(266円)で、「おでん ごぼう巻」(100円)、「セレクト 玉子 10個」(238円)と続く。
60代男性の1位は「助六寿司」(399円)で、「粒もちピーナッツ」(108円)、「しっとり北海道粒あんぱん」(100円)と続く。2位の商品はあられとピーナッツをミックスしているものだ。60代は全体的に“渋い”ラインアップと言えそうだ。
関連記事
- 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 「どさん子ラーメン」は今…… 急成長から衰退までの経緯と復活のシナリオに迫る
札幌みそラーメンの“伝道師”として急成長した「どさん子ラーメン」。かつては1000店以上を展開していたが、マネされるのも早かった。“衰退”したと思われている一方で、復活に向けた動きもある。 - セルフレジは盗まれる確率が高くなる!? コンビニオーナーが経産省の調査で語った万引の手口とは
大手コンビニチェーンでセルフレジの導入が進んでいる。万引きが起きていると語るオーナーがいる。どのような手口なのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.