社会人になったらどんな風に働きたい? マイナビが大学1、2年生を対象に調査したところ、1位は「楽しく働きたい」で34.5%(前年比0.3ポイント減)だった。
2位は「個人の生活と仕事を両立させたい」(27.7%)で、前年調査から2.6ポイント増加。特に中学・高校で仕事について考える機会のあった学生や女子学生は、この回答を選ぶ割合が高かった。一方、仕事について考える機会のなかった学生や文系の男子学生は「収入さえあればよい」の割合が他よりも高かった。
マイナビは「キャリア・仕事について考える機会の有無やそのタイミングが、働き方に対する考え方に影響していることが推察される」としている。
加えて「10年後になっていたい社会人像」について聞くと、最も多いのは「社会的・経済的に安定して働いている自分」(25.3%)だった。2位は「先のことはまだ考えられない」と「プライベートと仕事のバランスを保っている自分」でともに18.9%。4位は「組織に縛られない専門スキルを身につけている自分」(12.8%)だった。
また、調査では子育てに関する項目も設けた。子育てについて「考えたことがある」という学生は全体の81.7%。中でも「育児休業を取って積極的に子育てをしたい」(38.7%)という回答が最も多かった。特に女子学生は48.7%と約半数を占め、男子学生も32.3%と3割を超えた。「育児休業は取らないが夫婦で子育てしたい」という人も、女子学生で12.9%、男子学生で32.8%いた。
調査は19年11月20日〜26日にインターネット上で実施。大学1、2年生の男女1142人から回答を得た。
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