いきなり!ステーキとコメダに続け! ワークマンとくら寿司が全国制覇に意欲、残る空白県は?:あともう一歩
2018年には「いきなり!ステーキ」が、19年には「コメダ珈琲店」が全国進出を果たした。ワークマンとくら寿司が全国制覇に意欲を示した。残る空白県は?
2018年には「いきなり!ステーキ」が、19年には「コメダ珈琲店」がそれぞれ47都道府県への出店を果たした。今後、どんなチェーンが全国制覇を果たすのだろうか。
ワークマンは20年1月27日に発表したプレスリリースで「唯一の空白県である宮崎県にも出店する予定です」としている。同社の公式Webサイトで九州・沖縄エリアの「店舗検索」をしてみると、福岡県(28)、佐賀県(6)、長崎県(1)、熊本県(9)、大分県(3)、鹿児島県(2)、沖縄県(6)と表示される一方、宮崎県だけは0という状況が確認できた(1月31日時点)。
ワークマンは楽天経由での販売を2月末で停止することを決めており、代わりに商品の受け取り拠点を強化する戦略を掲げている。そのため、宮崎県への出店が必要だと考えた。
くら寿司は1月21日、2030年までに全世界の店舗数を495店(19年10月末時点)から1000店まで増やす計画を発表した。海外進出を強めるだけでなく、国内の店舗数を600店まで増やす。そこで、未進出エリアである北海道と福島にも進出する。くら寿司の公式Webサイトで店舗検索をすると、東北エリアでは青森県(5)、岩手県(3)、宮城県(5)、秋田県(3)、山形県(4)と表示されるが、福島県には店舗がないことが確認できる。また、東北エリアや関東エリアという記載はあるが、北海道エリアは存在しない。東北以外で出店数が最も少ないのは、島根県、徳島県、高知県、長崎県で、いずれも2店舗出店している(1月31日時点)。
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