女性の平均年収は345万円 「高年収職種」トップ3は1年で様変わり:やっぱり強い関東圏
パーソルキャリアの運営する転職サービス「doda」が女性の平均年収ランキングを発表。2018年9月〜19年8月の平均年収は345万円だった。職種別、地域別のランキングを見ると……。
パーソルキャリアの運営する転職サービス「doda」は2月10日、「女性の平均年収ランキング2019」を発表した。ランキング結果によると、女性の平均年収は345万円だった。前回調査の348万円から3万円減少した。
職種別に見ると、「投資銀行業務」が断トツ。平均年収は693万円で、2位以下を大きく引き離した。2位は「リスクコンサルタント」(591万円)、3位は「戦略・経営コンサルタント」(576万円)だった。17年9月〜18年8月に行った前回調査のトップ3は「業務改革コンサルタント」(642万円)、「弁護士」(632万円)、「アナリスト(金融系専門職)」(603万円)。1年間でトップ3の職種が全て変わった形だ。
年代別に見ると、20代が319万円、30代が375万円、40代が401万円、50代以上が428万円と、年齢を重ねるごとに年収も上がっている。男性の年収も合わせた「総合ランキング」と比較すると、20代では25万円ほど女性の方が少ない。40代では100万円以上の差がつき、50代以上では200万円近く女性の方が少ない結果となった。
地域別では、「関東」が最も高く363万円。中でも東京都が最も高く、383万円だった。都道府県別で最も金額が低かった佐賀県(293万円)と比較して、100万円近くの差が生まれている。地域別の2位には「関西」と「東海」が326万円で並び、以下は「北信越」(312万円)、「中国・四国」(311万円)と続く。都道府県別では、上位6位までを首都圏の県が占めた。
調査は18年9月〜19年8月の期間に実施。dodaエージェントサービスに登録した約40万人のオフィスワーカー職種の男女20〜65歳が対象。
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