ニュース
くら寿司で年2回の10連休取得が可能に 店長が休みやすくなる工夫とは:これまでは年2回の5連休だった(2/2 ページ)
くら寿司では2011年から店舗スタッフが5連休を取得できるようにしていた。2020年11月から、10連休を取得できるようにする。責任者である店長を休ませるための工夫とは。
外食チェーンで進む働き方改革
ライバルのスシローは19年と20年にそれぞれ全店舗を一斉休業した。それまでは定休日を設定していなかったが、従業員の働きやすい環境づくりの一環として実施した。広報担当者によると、20年2月4日と5日に一斉休業を実施したが、事前にお客に周知を徹底したおかげで、大きな混乱はなかったという。
ロイヤルホストも19年から社員に対して7連休の取得を推奨している。これは大手チェーンでは珍しい取り組みだった。店舗が最も忙しくなる土日に休むのは勇気のいることだが、従業員がしっかり接客や調理ができるようになるためには、働き方改革が必要だという判断が背景にあった。
「土日を含んだ長い休みが取りにくい」というイメージの強い外食産業だが、こうした大手チェーンの取り組みが進めば、長期休暇の取得が当たり前になっていくかもしれない。
関連記事
- 「生ビール190円」の原価率は85%? お客が3杯飲んでもしっかり利益が出る仕組みとは
「生ビール1杯190円」という看板を見かける。安さでお客を引き寄せる戦略だが、実は隠されたメリットもある。どんな狙いがあるのか。 - 回転すしの厨房はどうなっている? くら寿司で働く若きリーダーに見せてもらった
大手回転すしチェーンは安くてうまいすしを迅速に提供することで成長を続けてきたが、そのビジネスを支える厨房はどのようになっているのだろうか。くら寿司の新店オープンを次々と手掛ける若きリーダーに話を聞いた。 - 「どさん子ラーメン」は今…… 急成長から衰退までの経緯と復活のシナリオに迫る
札幌みそラーメンの“伝道師”として急成長した「どさん子ラーメン」。かつては1000店以上を展開していたが、マネされるのも早かった。“衰退”したと思われている一方で、復活に向けた動きもある。 - スシローの進化についていけなかったかっぱ寿司
かつて業界をリードする立場だったかっぱ寿司が、競合他社に次々と追い抜かれている。逆転を許してしまった背景にはいったい何があるのだろうか。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.