引っ越しで出た「不用品」、処分するのはもったいない? もし売ればいくらになるのか:メルカリ総合研究所が発表(1/2 ページ)
引っ越しに関する調査をメルカリ総合研究所が発表。引っ越しの際に処分する「不用品」だが、フリマアプリなどで販売することで防げる「損失」があるという。商品カテゴリーごとや、1世帯当たりの損失額もまとめた。
4月からの新生活を控え、引っ越しの件数が多い3月。全日本トラック協会によると、2020年シーズンのピークは3月20日〜4月5日だという。ピークを迎えるのを前に、メルカリが運営するメルカリ総合研究所が、ニッセイ基礎研究所監修の下で実施した「引っ越し実態調査」の結果を3月3日に発表した。
調査では、「引っ越し時にやっておけばよかったと思うこと」を質問。トップは「不用品を処分して荷物を減らす」で全体の33.1%が答えた。他には「早めの梱包・荷造り」(29.8%)、「計画的な家の掃除」(29.3%)、「粗大ごみを早めに処分する準備」(28.6%)など、上位には「準備不足」に関する回答が目立つ。
では、「不用品」にはどんな種類があるのか。「引っ越し時に捨てられる不用品カテゴリー」を聞いたところ、「アパレル(トップス・ボトムスなど)」が54.5%でトップ。「アパレル雑貨(靴・帽子など)」(49.4%)、「ラグ/カーペット/マット」(43.7%)なども上位に並んだ。
今回の調査では、メルカリ内の平均取引価格などを基に、引っ越しで不用品を処分することによる「カテゴリー別機会損失額」も算出。平均機会損失額が最も高かったのは「アパレル(ジャケット・アウターなど)」で4万4757円だった。同カテゴリーのものを「不用品」として処分した人数は435人で、平均処分数は5着。これらを捨てずにメルカリなどで販売していれば、4万円以上も得をした可能性がある。その他のカテゴリーについては、次の画像の通り。
関連記事
- 本当はやりたくない? メルカリ、マスク高額転売「緊急事態宣言」で漏らした本音
メルカリがマスク販売に関する「お願い」を発表した。新型肺炎の影響でマスクが品薄となり、メルカリ上での転売が増えている。今後は状況により、入手経路の確認や商品の削除などを行う可能性があるという。 - 課長の平均年収は932万円、部長は? 外資との「格差」も明らかに
日本で活動する企業の報酬状況が発表。日系企業と外資系企業合わせて679社が参加した。調査結果では課長職や部長職の平均年収も明らかになった。日系企業と外資系企業の報酬格差も合わせて発表し、特に役職者以上で顕著な開きがあった。 - 女性の平均年収は345万円 「高年収職種」トップ3は1年で様変わり
パーソルキャリアの運営する転職サービス「doda」が女性の平均年収ランキングを発表。2018年9月〜19年8月の平均年収は345万円だった。職種別、地域別のランキングを見ると……。 - 「ストレスの限界」「離婚を考えている」 夫にやってほしいのにやってもらえない家事、トップは?
ビースタイルが運営するしゅふJOB総研が、働く女性を対象にした「夫の家事・育児」に関する調査結果を発表した。「不満」と回答した人は52.5%にのぼり、満足している人よりも多かった。妻が望んでいるのに夫がしない家事のトップは「名もなき家事全般」だった。世代ごとに見ると、若年層の方が協力的な夫が多いようだ。 - 「残業=絶対悪」なのか 良い残業、悪い残業 それぞれを生み出す組織の4パターン
「残業好き」の記事を書いた筆者。反響は大きかったが、そのほとんどはネガティブなものだったという。果たして「残業=絶対悪」なのか? 良い残業というものは存在するのか? 組織のパターンごとに分析する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.