「ストレスの限界」「離婚を考えている」 夫にやってほしいのにやってもらえない家事、トップは?:若年層の方が協力的(1/2 ページ)
ビースタイルが運営するしゅふJOB総研が、働く女性を対象にした「夫の家事・育児」に関する調査結果を発表した。「不満」と回答した人は52.5%にのぼり、満足している人よりも多かった。妻が望んでいるのに夫がしない家事のトップは「名もなき家事全般」だった。世代ごとに見ると、若年層の方が協力的な夫が多いようだ。
ビースタイル(東京都新宿区)が運営する調査機関「しゅふJOB総研」は1月6日、働く女性を対象に行った「夫の家事・育児」に関する調査結果を発表した。
調査結果によると、夫の家事や育児に対して「満足」と答えた人は全体の19.3%にとどまった。「不満はない」(28.3%)と合わせても半数未満。夫の家事育児に及第点を与えている女性はそれほど多くないようだ。「不満」と答えた人は52.5%だった。
詳細に見ると、夫が「家事・育児を少しは行っていたが不満」という人が最も多く、全体の38.5%を占めた。次いで多かった回答が「家事・育児を少しは行っていて不満はない」で28.3%。「家事・育児を十分行っていて満足」(19.3%)、「家事・育児を全く行っておらず不満」(14.0%)と続いた。
同調査は毎年行われている。直近3年間の結果を見ると、「家事・育児を少しは行っていたが不満」と答える人が増加している。2017年の調査では、33.2%の人が回答していたが、18年の調査では35.5%へ増加。今回の調査ではさらにポイントを上げた。
夫の家事育児に満足している人からは「結婚当初から、できるときにできる方がやるスタンスで今までやって来ているので助かっています」「幸い、とても協力的な夫なので、とても助かっています」というコメントが寄せられた。一方、不満を抱いている人からは「主人にとってこの家は下宿先です」「本当に全くやらない人なので、こちらのストレスが限界を超え離婚を考えます」といった痛烈な意見が挙がった。
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