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はた迷惑な武勇伝 椎名林檎や森喜朗が理解できないコト(2/3 ページ)
コロナ対応で国民が息を潜めた生活を強いられる中、歌手の椎名林檎さんがコンサートを開催したり、森元総理が「マスクをしないでがんばる」と言ったり。無知は罪深いもので……。
自己完結できない事態を認識できない罪
学校の急な閉鎖や外出活動の自粛は唐突であり、十分な議論や準備の無さなど、安部政権のツッコミどころは満載だと思います。それでも「卒業の夢を壊した」「せっかく楽しみにしてた行事をつぶされた」という批判は当たらないと思います。
今最大の目標はウイルス蔓延の抑制であり、完全封鎖が出来ない中での少しでも蔓延を遅らせること。個人が罹患するかどうかは二の次三の次のはず。自粛ムードをぶっ壊すことがロックなのではなく、ライブをやれば密閉空間で罹患のリスクがあり、自己責任で来場した人以外への感染リスクを増やすからダメなのです。
あるファストフードチェーンでは、店舗スタッフが接客時にマスクをするには本社の許可がいるとのこと。こんな非常時にすらも現状対応できないその官僚的意思決定の遅さは狂っているとしか思えません。バカげた勘違い接客サービスを強要させるようでは、せっかく回復した業績がまた再び落ちないのでしょうか。
老政治家が健康を害そうとそれはご自身の判断ですが、マスクは森氏を守るためでは無く、罹患リスクが高く、結果として他人への感染拡大リスクを高めるのを阻止するためです。椎名さん、森さん、その他ワイルドを気取る芸能人(スギちゃんでも吉村さんでもないよ)の方の野蛮行為は、他人への迷惑を考えることが出来ず、自分の利益しか見ていないと批判されるのは当然でしょう。
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