ニュース
はた迷惑な武勇伝 椎名林檎や森喜朗が理解できないコト(3/3 ページ)
コロナ対応で国民が息を潜めた生活を強いられる中、歌手の椎名林檎さんがコンサートを開催したり、森元総理が「マスクをしないでがんばる」と言ったり。無知は罪深いもので……。
本当に助けが必要な人を助けるのがロック&政治家
大企業や公務員、在宅勤務や有給休暇が取れる上級国民ではない人こそ、本当に助けなければならない人のはず。今の状況は自粛「ムード」などではなく、蔓延対策。「マスクをしないでがんばる」など、「感染拡大にがんばる」と同じ意味です。
くり返しますが、個人で完結できない暴挙で感染拡大防止の邪魔をするのはただの無知であり、身勝手としかいえないでしょう。自粛すれば防げるかどうかもちろんわかりません。しかわざわざ他人への拡散のリスクを増やす行為は、どうみても許されないと思います。あなた方の武勇伝作りのおかげで他人に迷惑をかけているのです。
自営業やパート、時給・日給制で働いている方は、自宅待機でも休業補償が受けられず、ひたすら耐え忍んでいます。ライブを中止した他の芸能人も、みなそうした負債に耐え忍んでいます。イベント中止の負債だけでなく、世の中の人、上級国民以外の人は皆同じく何一つ自分が悪くなくとも負債を負っています。この先商店や中小企業で倒産に至る例もあることでしょう。
デマに踊らされてトイレットペーパーを買い占める行為も、卒業式が出来なくなった中学生や高校生が我慢する中自分たちの活動だけを優先する行為も、精神力でコロナウイルスに対抗できるという愚かさも、皆、助けが必要な人への思いの無さであり、避難される理由だと思います。(増沢 隆太)
関連記事
- トイレットペーパーを「買い占める」ほうが“合理的”であるシンプルな理由
全国各地の小売店で紙製品が入手困難な状況が続いている。デマと判明しても続く買い占め行動。これを「大衆の愚かな行動」と断じるメディアが多いが、果たして本当にそうだろうか。倫理的には褒められたものではないが、経済学の観点からいえば買い占めに走る行動がむしろ当然で、「買い占めないほうが非合理的である」といっても過言ではない。 - 新型コロナ感染拡大でも、日本が「中国人」を受け入れ続ける理由
日本国内でコロナウイルスの感染拡大が本格的に始まった。アメリカやオーストラリアなどは中国全土からの外国人入国拒否という対応をとったのに、なぜ日本は同じことができないのか。筆者の窪田氏は、できない理由として……。 - 日本社会から「単身赴任」がなくならない、根本的な理由
「4月から転勤することになったよ」と嘆いているビジネスパーソンもいるのでは。家族を残して「単身赴任」する人もいるだろうが、そもそもなぜこのような制度が存在しているのだろうか。歴史をさかのぼると、根深い理由が存在していて……。 - やはり「24時間営業」はやめなければいけない、勘違いな理由
「ガスト」「ジョナサン」などを運営するすかいらーくホールディングスが、2020年4月までに24時間営業を廃止すると発表した。さまざまなサービスで「24時間営業」は当たり前になっているが、歴史を振り返ると、実は……。
関連リンク
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.