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「手取り7万円」 新型コロナ、観光バス運転手にも打撃 解雇のうわさも(1/2 ページ)
国内での新型コロナウイルスの感染拡大が、沖縄県内の観光業で働く従業員の生活を直撃している。
国内での新型コロナウイルスの感染拡大が、県内の観光業で働く従業員の生活を直撃している。観光客が激減し、観光バス会社や旅行代理店では社員を自宅待機させるところも。ある観光バス運転手の60代男性は、月の給与が手取りで7万円近くまで下がる見込みだ。「終息まで持ちこたえられるのか」。先行きを見通せない苦境に頭を抱える。
「今年は仕事がない」。男性は深いため息をついた。乗務したのは1月は10日前後、2月は4日のみ。「予約が切れている」として、1月中旬から断続的な自宅待機が始まった。2月下旬には、会社から3月中旬までの待機延長を告げられた。
勤務先は県内に営業所を置く観光バス会社。大型バスの客層は6〜7割が外国人。昨年夏、日韓関係の悪化で韓国人観光客が減った。なんとか運行を続けていたところへ、年が明けて中国発の新型コロナウイルスが追い打ちをかけた。月10日は予約が入っていた香港、中国などからのクルーズ船客は次々キャンセルに。2月に入り、国内ツアー客もぱたりとやんだ。
休業中の給料は基本給の6割。乗務に伴う手当も残業代もない。正社員とはいえ、2月の給与は税金や社会保障費を引かれると7万円程度まで落ち込むという。
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