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「手取り7万円」 新型コロナ、観光バス運転手にも打撃 解雇のうわさも(2/2 ページ)
国内での新型コロナウイルスの感染拡大が、沖縄県内の観光業で働く従業員の生活を直撃している。
国は、休業中の賃金を助成する雇用調整助成金の利用を事業主に呼び掛けるが、男性は会社から説明を受けていない。「何か方法はないのか。妻と2人、とても暮らせない。この業種で、60代ではアルバイトさえない」と悲鳴を上げる。
業界では休業や解雇、退職のうわさが駆け巡っているという。「ひょっとしたら、うちの会社も休業するのでは」と不安が募る。
今後、出勤できるのか。男性は声を落とす。
「どうなるか全く分からない。新型インフルエンザやSARSもそうだったが必ず終息する。ただ、それまで持ちこたえられるのか。深刻だ」
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