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日本の睡眠時間、世界ワースト記録を更新? 都道府県別「睡眠偏差値」ランキングも発表20代経営者の睡眠状況が過酷(1/2 ページ)

2018年のOECDによる国際比較で世界ワーストだった日本の睡眠時間。新たに発表された調査では、当時の睡眠時間をさらに下回る結果に。「睡眠偏差値」の都道府県別ランキングも発表。最も睡眠偏差値が高かったのは……。

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 ブレインスリープ(東京都千代田区)はこのほど、睡眠習慣や睡眠状態、また睡眠に関する周辺環境などを総合的に評価する「睡眠偏差値」に関する調査結果を発表した。都道府県別や、年齢職業別の睡眠偏差値が明らかになった。


1万人規模の調査で全国の「睡眠偏差値」を発表(出所:ブレインスリープ公式Webサイト)

 1日の平均睡眠時間を調査したところ、「6時間27分」という結果に。OECD(経済協力開発機構)が2018年に発表した国際比較において、日本の睡眠時間は「7時間22分」でワーストを記録したが、これをさらに下回った形。OECDが国際比較で発表した日本のデータは16年に調査したもので、単純に比較はできないが、4年ほどで1時間近く、睡眠時間が減ったことになる。


ワーストを記録したOECD調査から、さらに短くなった睡眠時間(出所:ブレインスリープ公式Webサイト)

 職業別の睡眠偏差値を見ると、おおむね40台中盤〜50台前半と、全体的に低めの結果に。最も低かったのは「建設・採掘の職業」で、43.83。タクシーやバスなどの「職業運転手」も低く、44.64を記録した。一方、最も高かったのは「学生」(51.81)や「仕事はしていない」(53.74)を抑えて「専業主婦(主夫)」(53.95)だった。


年代・職業別の睡眠偏差値(クリック/タップで拡大 出所:ブレインスリープ公式Webサイト)

 年代別に見ると、「50〜60代」が最も高く、唯一「50」を超えた。年代・職業別に見ると、「20代経営者・役員」が最も低く、35.77。この層は平均睡眠時間も5時間32分と、OECD調査より約2時間、今回の調査平均からも1時間ほど短い結果に。ただ、「経営者・役員」は年代を追うごとに偏差値が向上し、「30〜40代」で48.01、「50〜60代」では50.16と、50を超えている。

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