ニュース
オンラインの飲み会代、1人3000円まで補助 グリーが導入
グリーが、オンライン飲み会の費用を補助する制度を導入。新型コロナの影響で在宅勤務が長期化する中、社員同士のコミュニケーションを活性化させる狙いがある。
グリーは4月6日、ビデオ通話などを活用した飲み会やランチの費用を補助する制度を導入した。グループの社員(一部を除く)を対象に、月1回まで1人当たり最大3000円を支給する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅勤務が長期化する中、社員同士のコミュニケーションを活性化させる狙いがある。
従来の対面での飲み会、ランチの補助制度を拡大し、オンライン上の飲み会にも適用した。補助の対象は、飲食店のテークアウト商品やフードデリバリーの注文品に限定。利用した社員には、領収書などの提出を求める。
グリーは8日時点で、グループ内の全社員(約1700人)に対し、原則として在宅勤務を命じている。対面でのコミュニケーションの機会が少なくなる中、人事部が社員同士の親睦を深めるため、オンライン飲み会の補助制度を考案。現場からの要望も受け、導入を決めたという。
グリーの広報担当者は「導入したばかりで制度を利用したチームはないが、週末にかけてオンライン飲み会を企画しているチームが複数ある」としている。
関連記事
- コロナ禍で「オンライン飲み会」が注目 「たくのむ」リリースから72時間で2万5000ユーザーが体験
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、飲み会や外食などを控える動きが広がる一方、自宅でビデオ通話をしながら食事やお酒を楽しむ「オンライン飲み会」が話題だ。「オンライン飲み会」に商機を見いだし、新たなツールも登場して注目を集めている。投稿サイトなどを運営する1010(東京都新宿区)が提供する「たくのむ」は、3月28日にリリースしてから72時間で2万5000ユーザーが利用。7000件のオンライン飲み会が開催された。 - 「自宅でもWebカメラをつけて働く」「抵抗感ない」 KDDIの先進事例に学ぶテレワークを成功させるヒント
新型コロナウイルスの影響でテレワークに注目が集まっている。最大1万2000人規模のテレワーク環境を持つKDDIは、これまでどのように取り組んできたのか。担当者に聞いた。 - 新型コロナでも日本企業が社員に「テレワークさせなかった」真の理由
正社員のテレワーク実施率が13%止まりと判明。新型コロナでも改まらない日本企業の制度不備。専門家がその真因を分析する。 - 世界一規律正しい日本人が、「外出自粛」の呼びかけを無視するワケ
「不要不急の外出は控えてください」――。政府、自治体、医療関係者などが何度も訴えているのに、なぜ日本人は外出してしまうのか。筆者の窪田氏はマスコミの報道に原因があると見ていて……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.