緊急事態宣言、そのときコンビニは? 大手3社が新型コロナ感染防止策を発表:透明なカーテンが出現
政府が緊急事態宣言を発出したことを受け、大手コンビニチェーンが対応策を発表。各社の取り組みとは?
4月8日、緊急事態宣言を受けて大手コンビニチェーンは新型コロナウイルス感染防止策を相次いで発表した。各社は「店舗従業員の体調管理と手洗い・うがい・マスク着用の励行」や「アルコール消毒液の設置」といったことは既に実施しているが、どんな方針を新しく打ち出したのか。
セブンはイートインコーナーの座席を間引く
セブン‐イレブン・ジャパンは、飛沫の飛散を防止するため、レジカウンターのお客と従業員の間に、透明の間仕切りを設置する。また、客同士が接近しすぎるのを防ぐため、イートインコーナーの座席を間引く。さらに、レジ待ちのスペースの床に、一定の距離をとるための目安になるサインを設置する。
これらはあくまで一例であり、店舗ごとに感染拡大防止に向けたさまざまな取り組みを実施するとしている。
ローソンはセルフレジを拡大
ローソンはお客同士が1メートル以上の間隔をとるよう推奨するため「ソーシャルディスタンス啓蒙ポスター」を店内に掲示する。また、セブンと同様、レジを待つ間の立ち位置を床に表示したり、レジカウンター部分にビニールシートを設置したりする。さらに、入り口のドアを定期的に開放するなどして、店内の換気を徹底するという。
接触機会を減らすため、セルフレジの導入を拡大する。ローソン全店に導入している新型POSレジは、通常のレジからセルフモードへの切り替えができる。今後は、セルフモードの利用時間を積極的に拡大していくという。
ローソンでは現在、約120店舗でローソンスマホレジを導入している。これは、お客が自分のスマートフォンのカメラで商品バーコードを読み取ることで決済できるサービス。レジに並ぶ必要がないことから、ローソンスマホレジの導入店舗を拡大していくという。
ファミマはコイントレーの使用を推奨
ファミマは原則として入口のドアを開放し、店内の換気を実施する。また、レジで現金を直接手渡しせず、「コイントレー」を使うよう推奨する。多頻度で手が触れる場所は小まめに消毒し、レジで並ぶ際にお客が接近しすぎないように床に立ち位置を示す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新型コロナが“あの”外食チェーンを直撃 一方で松屋、スシロー、鳥貴族が順調なワケ
新型コロナウイルスの感染が広がる。外食チェーンへの影響はどうなっているのか。各社の最新動向を探った。
レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
「たばこは無言で買う時代」 セブンが実験店で掲げた“秀逸”すぎるコピーの意味とは?
セブンが実証実験を継続的に行う拠点がある。実際に行ってみると「たばこは無言で買う時代」というコピーがあった。どんな意味があるのか? 実際にたばこを買ってみた。
「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。
「山崎製パン」がまさかの大苦戦 ファミマ「第2回うまいパン決定戦」の結果発表
ファミマ「第2回うまいパン決定戦」の結果発表。前回3つのブロックで優勝した「山崎製パン」が大苦戦。神戸屋は安定の強さを見せつけた。


