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原宿への「遊びの外出」激減、でも「通勤」は減り切らず……通行量データで判明:独自分析で迫る(2/2 ページ)
新型コロナで外出自粛要請が続く。原宿エリアで通行者数を分析したところ、休日より平日、しかも通勤時間帯があまり減っていないことが判明。
通勤時間帯の人出減少、限定的
一方、平日については4月6日週の平均で40%、13日の週では22%とこちらもある程度減っているものの、休日に比べると減少率が低い傾向になった。
さらにIntelligence Designは、平日の時間帯別に分けた通行者数の減少の程度を計測してみた。例えば最新データに当たる4月13日の週の平日平均を見ると、1日全体で22%まで下がったのに対し、通勤時間帯(午前6時〜午前11時)は32%と10ポイント上回る結果に。同社の担当者は「やはり(日頃)通勤している人の往来が依然として残っている」と分析する。
原宿など若年層向けの繁華街を中心に、行楽など不要不急な外出の自粛は徐々に浸透しつつある。一方で、政府の要請する「人との接触最低7割減」を達成するには、テレワークの全業界での促進などがますます急務になる。
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