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リコー、フェイスシールド生産 5月末までに8000個、医療機関に無償提供:マスクや防護服の不足が深刻化
リコーは、新型コロナウイルス感染症に対応している医療現場への支援として、医療用フェイスシールドの生産を開始すると発表。5月末までに8000個を生産し、無償提供する。
リコーは4月20日、新型コロナウイルス感染症に対応している医療現場への支援として、飛沫などを浴びることを防ぐ「フェイスシールド」の生産を開始すると発表した。医療現場でマスクや防護服などが不足している問題に対応する。5月末までに8000個を生産し、無償提供する。
フェイスシールドは、生産拠点の「リコー厚木事業所」(神奈川県厚木市)で、3Dプリンタや金型を活用して生産する。4月中に1000個、5月中に7000個の計8000個を生産し、感染症指定医療機関に指定されている57施設に対して、無償で提供する。
英国ではすでに、製造・事業開発拠点の「Ricoh UK Products(RPL)」でフェイスシールドを生産し、英NHS(National Health Service)に提供を始めている。RPLでは、1週間で4万個の提供を目指している。また、リコーグループとして同様の取り組みを世界各地で検討し、展開しているという。
国内メーカーでは、医療現場にフェイスシールドを提供する取り組みが広がっている。トヨタ自動車やホンダ、日産自動車などが自社のものづくり技術を応用して製造に着手している。
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