調査リポート
新型コロナ、自粛解除されても「したいことは何もない」 どんな人?
新型コロナの感染拡大が終息し、自粛が解除されたらどんなことをしたいと思っている人が多いのだろうか。全国の男女に聞いた。ブランド総合研究所調べ。
新型コロナの感染拡大が終息し、自粛が解除されたらどんなことをしたいと思っている人が多いのだろうか。全国の男女に聞いたところ「外食」(49.3%)と答えた人が最も多く、次いで「国内旅行」(48.9%)であることが、ブランド総合研究所の調査で分かった。
「外食」や「国内旅行」のほかに、「ショッピング」(37.9%)や「遊園地やレジャー施設」(22.2%)を挙げた人も多く、出掛けるニーズが高いことがうかがえた。ちなみに「海外旅行」と答えた人は13.9%。
一方、自粛が解除されても「したいことは何もない」と答えた人は12.3%。男女別でみると、男性、未婚既婚別では未婚者、子ども有無では子どもなしのほうがその割合は高い。
また世帯年収別にみると、200万円未満の世帯が21.3%で最も多く、200万円以上500万円未満の世帯も12.7%と全体平均よりも高い。ただ、500万円以上700万円未満の世帯では9.0%、それ以上の世帯もほぼ変わらない9%ほど。「旅行や外食、ショッピングなど、コロナ終息後に何かしたいという意向が強まるのは、世帯年収500万円以上という条件が1つの境となっていると読み取れる」(ブランド総合研究所)
インターネットを使った調査で、全国の男女1万9029人が回答した。調査期間は4月25日から28日まで。
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