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くら寿司が「新型ドライブスルー」を全国の店舗に拡大へ 米国のファストフード店がヒント:大阪で実験していた
くら寿司が新しいドライブスルーのサービスを提供する。一般的なドライブスルーの設備が不要。どんな内容なのか
大手回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営するくら寿司は、大阪府内で先行導入していたドライブスルーサービス「くるまdeお持ち帰り」を、5月15日から全国10店舗に順次導入していくと発表した。
このサービスの提供には、一般的なドライブスルーの設備が必要ない。お客は、くら寿司のスマホアプリから予約注文し、店舗にある駐車場内の指定されたスペースに駐車する。アプリの予約確認のページから呼出しボタンを押すと、店舗スタッフが車まで商品を届ける。この提供方法は、米国のファストフード店で行われている「カーホップ」をヒントに考案したという。
大手回転寿司チェーンでは、新型コロナウイルスの影響でテークアウトやデリバリーの売り上げが急激に増えている。くら寿司が導入する新たなサービスはどこまでお客に支持されるか。
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