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5月は持ち帰りが好調だった餃子の王将 缶ビールの販売も実施:店内の売り上げ減を補完
王将フードサービスが5月の月次売上高(速報値)を発表。持ち帰りの売り上げが好調で、店内売り上げの減少を補った。
餃子の王将を運営する王将フードサービスは5月の月次売上高(速報値)を発表した。
直営既存店の客数は前年同月比75.9%、客単価は同116.1%、売上高は同88.1%だった。外出自粛要請の影響で店内売り上げが落ち込んだが、テークアウトの売り上げが同223%と大きく伸びた。
王将フードサービスは、自宅で食事をするニーズが高まったことを受け、さまざまな施策に取り組んできた。例えば、持ち帰りの事前予約・事前決済ができる「EPARKシステム」の導入店舗を拡大した。また、デリバリーサービス導入店舗は203店舗まで増えた。餃子の王将は3月21日から電子レンジでごはんとおかずが一度に温められる「レンチンシリーズ」を販売しており、売り上げ増に貢献している。また、休校措置を受け、家庭の食事を支援するために「お持ち帰り専用お子様弁当」(税別250円)を5月31日まで提供していた。
東日本の100店舗では期間限定の酒類販売免許を取得しており、缶ビールを持ち帰りできるサービスを提供しているという。
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