寝具の西川、「西川だからつくれるこだわりマスク」を発売 年内に300万枚の生産計画も発表:100回洗えるマスクが30万枚売れた
寝具大手の西川がマスクのラインアップを拡充する。4月末に発売した「西川の100回洗えるマスク」は約30万枚売れた。今後、新たなマスクも投入して年内に計300万枚を生産する。
寝具大手の西川(東京・中央)は6月9日、「西川だからつくれるこだわりマスク」の先行予約受付を6月16日に開始すると発表した。「COOL 接触冷感素材(2枚セット)」(Mサイズ・Lサイズともに税込2000円、以下同)と「涼感 麻素材(2枚セット)」(2400円)の2種類があり、いずれも予約は西川公式オンラインショップで受け付ける。
接触冷感素材のマスクには吸放湿性があり、ひんやりとした肌触りでムレを軽減する特徴がある。国内の縫製工場で仕上げており、顔のラインにフィットしやすい立体形状になっている。洗濯しても繰り返し利用できる。
麻素材のマスクは、天然素材ならではのさらっとした清涼感のある肌触りが特徴。接触冷感素材のマスクと同様、国内の縫製工場で仕上げており、顔のラインにフィットする立体形状になっている。洗濯して繰り返し利用できる。
西川は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクの生産・販売を手掛けるようになった。4月末に「西川の100回洗えるマスク」を発売し、5月末までに約30万枚が売れたという。反響が大きかったため、接触冷感機能を持つ「西川 洗えるクールマスク(4枚セット)」(Mサイズ2190円、Lサイズ2390円)を発売する。洗えるクールマスクには、生地に汗や湿気を吸収して温度を下げる加工を施しており、ひんやりとした付け心地が特徴。暑さによる不快感を軽減するという。日本製で、100回の洗濯にも耐えられる仕様となっており、接触冷感機能も持続するという。このマスクは、6月9日にAmazonと西川公式オンラインショップで予約受付を開始した。今後は、西川チェーン専門店などでも販売する予定。
同社は現在販売しているマスクや今後発売するマスクと合わせて、月間40万枚、年内に300万枚の生産を計画している。
関連記事
- “アベノマスク”は不要? アパレル大手の夏向けマスクが軒並み好調なワケ
新型コロナの影響でアパレルチェーンが苦戦している。一方、各社は相次いでマスクの製造・販売に乗り出している。技術力を背景にした機能性が支持されている。 - マスクの自販機に大行列! グンゼやライトオンも参入して盛り上がるマスク市場
グンゼやライトオンなどがマスク市場に続々と参入している。技術力を背景に機能性の高いマスクを投入。自動販売機でマスクを売り出したところ大行列ができた事例も。 - ヨネックスが夏でもさわやかなマスクの販売方法を公表 数多くの問合せを受けて
ヨネックスが「スポーツフェースマスク」を発売する。独自の涼感素材「ベリークール」を使用しているのが特徴。具体的な販売方法を公表した。 - 即日完売したミズノのマスク、5万枚を発売
スポーツ用品メーカーのミズノは、水着素材を使ったマウスカバーを5月28日10時から予約販売する。計5万枚を用意し、1人6枚まで受け付けるという。 - 通販でマスクの最低価格が1枚14円に 消費者が求める情報は「価格」から「機能」へ
通販で購入できるマスクの最低価格が1枚14円に。Amazonや楽天市場といった通販サイトの在庫からマスクの最安値を検索できる「在庫速報.com」で判明。今後は機能性が差別化要因になるかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.