ニュース
通販でマスクの最低価格が1枚14円に 消費者が求める情報は「価格」から「機能」へ:品薄感が解消される
通販で購入できるマスクの最低価格が1枚14円に。Amazonや楽天市場といった通販サイトの在庫からマスクの最安値を検索できる「在庫速報.com」で判明。今後は機能性が差別化要因になるかもしれない。
アプリ開発を手掛けるアスツール(東京・渋谷)が運営する「在庫速報.com」によると、通販サイトで販売されているマスクの最低価格は1枚14円に下落した(6月5日時点)。
在庫速報.comはAmazonや楽天市場といった通販サイトの在庫から、マスクや除菌ジェルの最安値を探せるWebサービス。4月下旬、マスク1枚の最安値は57円だったが、5月中旬には20円台にまで下落していた。
アスツールによると、需給バランスが改善されたため4月後半からマスクの平均価格が大幅に下落したという。また、価格だけでなく、さまざまなニーズにあった情報が求められるようになってきた。そこで、在庫速報.comでは「小さめマスク」(子どもや女性向け)や「夏用マスク」のカテゴリーを追加してきた。
大手アパレルチェーンが機能性やデザイン性を強化したマスクを次々と発売し、即完売という状況が続いている。夏に向けてお客のニーズに対応したマスクを販売できる企業が今後は支持されるかもしれない。
関連記事
- “アベノマスク”は不要? アパレル大手の夏向けマスクが軒並み好調なワケ
新型コロナの影響でアパレルチェーンが苦戦している。一方、各社は相次いでマスクの製造・販売に乗り出している。技術力を背景にした機能性が支持されている。 - マスクの自販機に大行列! グンゼやライトオンも参入して盛り上がるマスク市場
グンゼやライトオンなどがマスク市場に続々と参入している。技術力を背景に機能性の高いマスクを投入。自動販売機でマスクを売り出したところ大行列ができた事例も。 - アイリスオーヤマが「国産マスク」の生産設備と工場を公開 月間1億5000万枚を見込む
アイリスオーヤマが不織布マスクの生産設備を宮城県角田工場に搬入。工場内部の写真などを公開した。 - 廃棄直前のブランド衣料品を再利用 ひんやりする布マスクを大量生産
アパレル衣料品の在庫処分を行う会社が布マスクを生産。廃棄直前のパンツを再利用した。機能性のある生地なので「接触冷感」などの特徴がある。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.