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「ごはんおかわりロボ」「八百屋併設」 コロナ対策に知恵を絞る外食チェーンの取り組み続々:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/6 ページ)
大手外食チェーンが本格的に営業を再開した。一方で、新型コロナの対策にも知恵を絞っている。各社はどんな取り組みをしているのか。
鳥貴族は大人数の来店を抑制
緊急事態宣言が発令され、居酒屋チェーンはいずれも2カ月近く休業した。4月の既存店売上高が対前年同月比で9割以上減少し、苦境に陥っている。しかし、ピンチこそ事業再構築のチャンスと捉え、改革に取り組んでいる。
鳥貴族では、先述したような感染防止策に加えて、顧客の店内ウエイティングを禁止。店外で待ってもらい、席が空き次第スタッフが呼びに行く方式に変えた。
店内では、飛沫が極力飛ばないように、スタッフが行う声掛けの声量を抑えている。また、BGMの音量を下げ、お客が小声でも話を聞きとれるようにした。
メニュー面では、1人2980円(税別、以下同)で提供される食べ飲み放題「トリキ晩餐会」(4人以上に限る)を中止。大人数での来店を抑制している。一方、テークアウトを十数店で始めており、効果を検証中である。
さらに、これまで鳥貴族1業態での展開だったが、社員独立向けの小規模店「大倉家」を新規開発。6月1日、大阪市旭区に1号店をオープンした。従来は60〜100席の大型店を出店してきたが、大倉家は18席ほどで、住宅街への展開も想定。フード全品150円、ドリンク全品300円となっている。
社会貢献活動として、6月10日〜7月31日に販売された焼き鳥1本毎に1円を新型コロナ感染症対策関連基金に寄付する活動も行っている。
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