開店3時間前に行列ができる店舗も ユニクロの「エアリズムマスク」発売で激化する競争:競合多数(1/2 ページ)
ユニクロがエアリズムマスクを発売した。発売初日、東京都内の店舗では開店3時間前から行列が。夏用マスクの競争は激しさを増す。
「申し訳ございません。整理券の配布は終了しました」
「え? 本当?」
「午前7時から並ばれていたお客さまもいらっしゃったもので……」
ここは、東京都内にあるユニクロのとある店舗。「エアリズムマスク」(3枚組1パックで税別990円)を購入するために必要な整理券を、発売日である6月19日の午前9時から配布すると事前に告知していた。発売日当日の午前8時55分、店舗には整理券を求める10人弱のお客が訪れていたが、店員は申し訳なさそうに事情を説明していた。
この店舗は午前10時オープンとなっているが、店頭には「エアリズムマスクの品切れについて」という告知文が貼りだされていた。店員の話によると、午前7時から整理券を求めるお客が並び始め、最大で100人超の行列ができたという。
オールシーズン用のエアリズムマスク
エアリズムマスクは、マスクに求められる防御性能を高めるため、独自の3層構造を採用している。マスクの表側にはメッシュ素材、中間には高性能フィルター、内側にはエアリズムの生地が使われている。肌に触れる部分がエアリズムなので、長時間着用しても肌触りの心地よさが続くとしている。洗濯して繰り返し使用することが可能で、「こども(S)/小学生以上が目安」「ちいさめ(M)」「ふつう(L) 」の3種類を用意している。
多くのお客が購入することが想定されるため、初回は「1人各サイズ1パック、計3パックまで」という制限がある。また、当面は毎週50万パックを継続的に生産する予定だという。
なお、エアリズムマスクはオールシーズン用であり、「マスクに冷却効果はありません」と公式Webサイトに明記されている。さらに、熱中症を防ぐため、激しい運動時や炎天下での着用は避けるように注意喚起している。
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