ニュース
スズキ、「ワゴンR」など12万4000台リコール エンストの恐れ:故障診断プログラムに不具合
スズキは、軽自動車「ワゴンR」「ハスラー」など計6車種12万4502台のリコールを国土交通省に届け出た。エンストなどの恐れがあるという。
スズキは6月25日、軽自動車「ワゴンR」「ハスラー」など計6車種12万4502台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。電動機に不具合があり、エンストなどの恐れがあるという。
対象となるのは「ワゴンR」「スペーシア」「ハスラー」のほか、マツダにOEM供給する「フレア」「フレア ワゴン」「フレア クロスオーバー」。製造期間は2014年7月〜15年8月。
対象車両では、ISG(モーター機能付き発電機)の故障診断プログラムが不適切だった。そのため、使用過程でアース端子に酸化被膜が発生することで電気抵抗が上昇すると、ISGの電気回路の故障と判定することがあるという。その場合、警告灯が点灯するとともにISGが発電を停止。そのまま使用を続けると、鉛バッテリーが上がり、エンストや始動不能に至る恐れがある。
改善措置によって、全車両のISGの故障診断プログラムを対策プログラムに書き換える。報告されている不具合件数は206件。
関連記事
- スズキ、51万台リコール 「パレット」などブレーキに不具合
スズキはブレーキ部品に不具合があるとして、軽自動車「パレット」など計3車種51万7316台をリコール。 - トヨタ、新型「ヤリス」など約3万台リコール 制御プログラムに不具合
トヨタ自動車は、「ヤリス」と「RAV4」の2車種で計3万1031台のリコールを国土交通省に届け出た。また、「カローラ」など4車種の改善対策も届け出ている。 - 三菱自、新型車14万台リコール 「eK」「日産デイズ」など4車種、制動距離が長くなる恐れ
三菱自動車が、新型「eK」など軽自動車4車種14万682台をリコール。ブレーキを踏んでから停止するまでの距離が長くなる恐れがある。 - スズキ、「ハスラー」を全面改良 室内スペースを広く、使いやすく
スズキは、SUV型の軽自動車「ハスラー」を全面改良し、2020年1月20日に発売すると発表した。新世代プラットフォームを採用し、室内空間を広げて使い勝手を向上させた。 - ダイハツ、新型「タフト」を発売 軽SUV市場に新モデル投入
ダイハツ工業は、新型軽自動車「タフト」を発売した。幅広い用途で使える主力車種と位置付け、スズキの人気車種「ハスラー」が代表的な軽SUV市場に投入する。力強さを表現したデザインや、室内の使いやすさが特徴だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.