ニュース
ラオックス、希望退職250人募集 今年2回目、インバウンドの回復見通せず:前回は111人応募
免税店を展開するラオックスは、正社員と契約社員を対象に、250人程度の希望退職者を募集すると発表した。2〜3月に募集したのに続き、再度の実施となる。
免税店を展開するラオックスは6月26日、正社員と契約社員を対象に、250人程度の希望退職者を募集すると発表した。2〜3月に募集したのに続き、再度の実施となる。新型コロナウイルスによるインバウンド減少が大きな影響を及ぼしている。
同社は2〜3月、販売専門職の正社員と契約社員、販売専門職以外では40歳以上で勤続2年以上の正社員と契約社員を対象に、140人程度の希望退職を募集。子会社のシャディでも20人程度を募った。合わせて111人が応募した。
さらに希望退職の募集を実施する背景として、同社は「訪日外国人観光客の回復の目途が立たない状況に伴い、未だ一部店舗の一時休業を余儀なくされており、従業員の休業が続いている状況」であることを説明している。
今回の対象者は、正社員と契約社員全員で、職種や勤続年数による制限はない。7月1日〜31日に募集し、退職日は8月31日となる。応募者には、規定の退職金に加えて特別退職金を支給する。
関連記事
- 早期・希望退職の募集企業が急増 前年の2倍ペース
東京商工リサーチによると、2020年1〜5月に早期・希望退職者を募集した上場企業は33社。前年と比べて2倍のペースで増加している。先行型の退職者募集の増加から一転、今後は新型コロナウイルスの影響で業績不振によるリストラが増えそうだ。 - ラオックスが希望退職者の募集結果を発表 何人が応募したのか
中国人観光客の減少で業績が悪化していたラオックスが、希望退職者の募集結果を発表。何人が応募したのか。 - レナウン、300人の希望退職募集
大手アパレルメーカーのレナウンは5月28日、約300人の希望退職者の募集を発表した。対象者はレナウン本体および関係会社の従業員。募集時期は6月4日から11日までで、退職日は6月25日としている。 - オンワード、希望退職者350人募集 市場環境激変で業績悪化
アパレル大手のオンワードホールディングスは、希望退職者を350人程度募集すると発表。 - サッポロビール、早期退職を募集 45歳以上、人数は定めず
サッポロホールディングスは、子会社のサッポロビール社員を対象とする「早期退職優遇制度」を実施する。勤続10年以上、かつ満45歳以上の社員が対象。新たな事業計画の一環として、人材配置の適正化を進める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.