パンツ工房の人気マスクに「ドライタイプ」登場 熱と湿気を通しやすい素材を使用:累計120万枚を販売
衣料品製造のパレ・フタバは、広島県福山市のストレッチパンツ専門工房で製造する「洗える超伸縮フィットマスク」シリーズの新商品として、夏用の「ドライタイプ」を発売する。累計120万枚を販売した人気マスクに、ドライな素材を使った新商品が加わる。
衣料品製造のパレ・フタバ(大阪府吹田市)は7月14日、広島県福山市のストレッチパンツ専門工房で製造する「洗える超伸縮フィットマスク」シリーズの新商品として、夏用の「ドライタイプ」を発売すると発表した。マスク不足が深刻だった3月から、ストレッチパンツの素材や製造技術を生かして布マスク生産を開始し、これまでに累計120万枚を販売。引き続き、快適なマスクを求める需要に対応する。
マスク製造を担うのは、同社繊維製品事業部「TAKUMIBA」。ストレッチパンツに特化して、企画から縫製、検品、出荷まで一貫して行っている。マスク不足が社会問題になったことから、スタッフらがアイデアを出してマスクの商品を仕上げた。
今回発売するドライタイプは、超伸縮フィットマスクシリーズの「ふわピタタイプ」「夏用さらピタCOOLタイプ」に次ぐ新商品。最大の特徴は、肌触りがドライである「シアサッカー素材」を使用していることだ。この素材は生地表面にポコポコとした凹凸があり、湿気や熱気を通す性質を持つ。また、肌に触れる面積が少なくなるため、暑い日も汗などでベタベタしにくくなる。全体的に軽く、洗濯後に乾きやすい素材でもある。
これまで発売した商品と同様に、特殊伸縮素材「トリコット」を使用しており、顔にフィットしやすいという特徴も備えている。洗って繰り返し使用できる。
価格は、2枚組で1200円(税別)。大人用の3サイズ(S・M・L)を用意する。カラーはホワイト、ベージュ、ブルーストライプ、グレーストライプ、ネイビーの5色。
販売方法は抽選となる。応募受付期間内にオンラインストアから申し込みを受け付ける。第1回抽選の応募期間は7月20日午前10時まで。当選者に購入手続きについて案内し、7月末から発送を開始する。
関連記事
- イオングループのコックス、冷感の洗えるマスクを販売 “夏の感染対策”ニーズ取り込む
イオングループのコックスは、肌に触れたときに冷たく感じる接触冷感をうたう大人用布マスク「ぴたマスク」の予約販売を開始した。ひんやりと感じられる夏用のマスクを提供し、ニーズを取り込む。 - ユニクロ、「エアリズムマスク」を6月19日発売 “3層構造”で着け心地と機能性を両立
ユニクロは6月19日、「エアリズムマスク」を発売する。独自の3層構造によって防御性能を高めた。感染予防が求められる新しい生活に沿った商品として、需要の獲得を狙う。 - 暑くて蒸れる「夏マスク」の悩み、対処法は? 資生堂がWebサイトで情報発信
資生堂は、夏のマスク着用に伴うトラブルや対処法について、同社Webサイトで情報発信を始めた。暑さや蒸れ、日焼けなどのトラブルの原因や対処法を解説している。 - 繁忙期迎えるパンツメーカーが突貫スケジュールで「洗えるマスク」を生産中 過去3回の予約販売は既に完売
パンツメーカーのパレ・フタバがマスクの生産を始めた。洗えるマスクで、2枚入り税込1000円。ワンシーズンをめどに、手洗いすることで繰り返し使えるという。これまで3回の予約販売はいずれも完売した。本業が3〜4月に繁忙期を迎える中で、どのように生産しているのか。 - アパレルから音楽まで、米国で加速するマスクビジネス 日本人が学べる“精神”とは
新型コロナ以前はマスクをつける習慣がなかった欧米で「マスクビジネス」が急速に拡大している。ファッションやスポーツのブランドのほか、音楽業界でも布マスクの販売によって寄付や自助につなげようとする動きが活発だ。日本も学ぶべきメンタリティがある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.