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新型コロナ懸念、半数強の人が「周囲の人の気の緩み」実感――アンケートで判明:リサーチ会社調査
新型コロナに対する意識調査。半数強の人が「周囲の人の気の緩み」実感。世代差も顕著に。
リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)が7月末、新型コロナウイルスに対する意識についてアンケート調査したところ、半数強の人が「周囲の人の気の緩み」を挙げた。感染者数の再拡大が続き長期化するコロナ禍。外出や飲食などで消費者間の対応の差も広がりそうだ。
20代に比べ60代の危機感特に強く
調査は全国47都道府県の20歳〜69歳の男女1100人に、7月31日にネット上で実施した。
まず、新型コロナに対する「現在の意識・気持ち」について質問(複数回答可)した。トップは「周りの人の気が緩んできている」で56%となった。感染者数が急増する一方、緊急事態宣言時と違ってGoToキャンペーンが始まるなど、人によっても飲食や行楽への考え方が違ってきつつあることも背景にあるようだ。
次には「自分が感染したら家族に移すのが怖い」で45.3%、「自分が感染したら重症化するのが怖い」(38%)と続いた。
次に、同じ調査について年代別に分析、20代と60代で比較した。「周囲の気の緩み」ではほぼ差が無かった。一方、前述の「家族に移す恐怖」「自分が重症化する恐怖」、そして「新型コロナへの恐怖が増している」といった項目で、60代が20代を10ポイント以上上回った。
一方、「自分の気が緩んできている」という項目では20代は20.5%と、逆に60代を約10ポイント上回った。世代間で新型コロナへの危機感へのずれも生じているようだ。
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