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NHKを辞めてユーチューバ―に。起業は「縛られない自由な生き方」なのか:耐えられない(3/4 ページ)
誰もがうらやむ難関企業に就職しても、3年経たずに辞めてしまう学生がいる。こうした選択をどのように考えればいいのか。
3年も耐えられない時は起業すればよい?
ブラックな労働環境が原因以外の理由で就職先を早々と辞めてしまう人の意見に「思った仕事と違った」「やりたいことができない」という不満が古くからありました。また「職場に尊敬できる先輩・上司がいない」「(会社や商習慣)ルールを強要されるのが嫌」「本来の仕事ではない、事務や雑用を命じられた」といったものもあります。
そんな社畜生活、サラリーマン生活にさっさと見切りを付け、自ら起業して「やりたいこと」を誰にも縛られずに自由に生きようという選択を進める有名人、芸能人、大富豪、ビジネスの成功者はたくさんいます。
注意しなければならないのは、そうした「何にも縛られない自由な生き方」を勧める人が、全員大成功者であり大金持ちであることです。中には起業などを進めるサロンやメルマガを出す側、つまりは自らの利益獲得のために起業をあおるポジショントークやインサイダーもたくさんいるということです。
政治家に代表される、生まれ育った閨閥(今や親が政治家かテレビタレント以外、政治家になるのは難しい)や環境(当然親が大金持ち)に恵まれた人ではなくとも、超人的努力と才能で成功した人もいます。重要なことは、「辞めよう」と思っている自分が誰かということだと思います。親子4代続いた上級国民でもなく、ばく大な富をもたらすビジネスセンスを持っている訳でもないような普通の人が、「何にも縛られない自由な生き方」実現は可能なのでしょうか。
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