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餃子の王将が若者向けブランドとコラボ 独自の長袖Tシャツやイージーパンツ:狙いは?
餃子の王将が若者向けファッションブランド「RAGEBLUE(レイジブルー)」とコラボ。コラボ商品は全国のRAGEBLUE店舗やネットショップで販売される。その狙いとは。
「餃子の王将」を運営する王将フードサービスは、ファッションブランド「RAGEBLUE(レイジブルー)」とのコラボ商品を発売すると発表した。コラボ商品は、8月20日にRAGEBLUEの公式Webストア「.st(ドットエスティ)」で先行販売を実施する。また、全国のRAGEBLUE店舗では8月21日に発売する。
RAGEBLUEは18〜25歳の男女をターゲットにしたカジュアルブランドで、全国に54店舗(2020年2月末時点)を展開している。コラボ商品は、20代の男女に向けて3人のクリエイターが餃子の王将を題材にデザイン。「長袖Tシャツ」(税別3900円)や「イージーパンツ」(5500円)といった衣類や、「iPhoneケース」(1500円)など10アイテムを用意した。
王将フードサービスの広報担当者はコラボの狙いについて「当社が訴求したいと考えている20代の方々に、餃子の王将を身近に感じてもらいたいため」と説明する。また、RAGEBLUEを手掛ける大手アパレルのアダストリアは「コロナ禍でさまざまな業界が影響を受けている中、垣根を超えてファッション業界と外食業界がタッグを組むことで、より幅広い層に楽しんでもらいたい」としている。
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