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幸楽苑が自動配膳ロボの試験導入を決定 感染症対策・人手不足解消を目指す:ロボット従業員誕生
幸楽苑ホールディングスは8月20日、感染症予防や人手不足解消に向け、AI(人工知能)を搭載した非接触型の自動配膳ロボを試験導入すると発表。客がテーブルのタブレットで注文した料理を自動で席まで運ぶという。音声案内も可能。幸楽苑では今後も店舗の省人化・デジタル化を目指すという。
幸楽苑ホールディングスは8月20日、AI(人工知能)を搭載した非接触型の自動配膳ロボット「K-1号」を8月27日より本宮店(福島県本宮市)に試験導入すると発表した。新型コロナウイルスの感染予防や、人手不足解消を目的としている。
ロボットにはセンサーが搭載されていて、人や物にぶつかることなく走行ができるという。客がテーブルに設置してあるタブレットで料理を注文後、店舗スタッフが注文内容を確認。出来上がった料理をロボットのトレーに乗せタッチパネルで指示をすると、自動で客の席まで運ぶという。音声案内も可能とのこと。
飲食業界では、新型コロナウイルス感染の予防対策や、スタッフの負担軽減の一環として、店員や客同士の接触を極力抑えた業態へ変更している店舗も多い。居酒屋チェーンの土間土間も7月30日から、東京・赤坂の店舗で配膳ロボットの試験導入を開始している。
幸楽苑では今後も最新技術を活用し、店舗の省人化・デジタル化を目指したいとしている。
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