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スガキヤが大量閉店を発表 コロナ禍で顧客の消費行動が大きく変化:構造改革を進める
スガキコシステムズ(名古屋市)は契約満了店舗や不採算店舗を中心に約30店舗のスガキヤを閉店すると発表した。コロナ禍の影響で顧客の消費行動が大きく変化した結果、構造改革が急務となったという。
中京圏を中心に「スガキヤ」を展開するスガキコシステムズ(名古屋市)は8月28日、契約満了店舗や不採算店舗を中心に約30店舗を閉店すると発表した。8〜9月には、石川県や福井県を中心としたショッピングセンター内にある店舗を閉店するという。
同社によると、コロナ禍の影響で顧客の消費行動が大きく変化した結果、構造改革が急務となったという。今後、既存店の収益力向上に注力するとともに、新たな取り組みに挑戦するとしている。
スガキヤは「ラーメン」(税込330円)や「ソフトクリーム」(レギュラー、160円)といった手ごろな価格の商品を提供しており、中京圏では圧倒的な知名度を誇る。
同チェーンは2019年10月の消費増税を受け、ラーメンの価格を320円から330円に値上げした。また、同年9月には10枚つづりで2000円の「スガキヤラーメンチケット」を販売して話題になっていた。
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