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ダイドー、成分表示を前面にした「裏面自販機」発表 健康ニーズの高まりに応える:裏面が前面
ダイドードリンコは、栄養成分やカロリー表示を前面に表示した「裏面自販機」を期間限定で設置。健康意識が高いといわれる、20代前半〜30代後半のミレニアル世代をターゲットにしている。
ダイドードリンコ(大阪市)は、商品パッケージ裏面の栄養成分やカロリー表示を前面に表示した「裏面自販機」を発表した。9月17〜23日までの期間限定で、JR静岡駅直結の「静岡駅ビル パルシェ」に設置するという。健康意識が高いといわれる、20代前半〜30代後半の「ミレニアル世代」をターゲットにしている。
「裏面自販機」では、商品の裏面に記載されている成分やカロリー量をあえて前面に表示する。健康意識の高まりから、自動販売機でも成分表示やカロリー量を確認したいとの要望があり実施に至った。「ダイドーブレンド」のコーヒー商品や、糖や脂肪の吸収を抑える機能性飲料、熱中症対策ができる飲料などを取り扱う。商品のパッケージや中身は通常の商品と変わらない。
広報担当者によると静岡県に設置した理由は、創業時から本社に次ぐ重要な拠点としていたためだという。同社は「自販機では普段は見られない商品の成分や機能の視点から、自分にぴったりな商品を探してほしい」としている。
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