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RAV4 PHVとHonda e予約打ち切り どうなるバッテリー供給池田直渡「週刊モータージャーナル」(4/7 ページ)

トヨタRAV4 PHVと、ホンダのHonda eの予約注文が中止になった。両車とも想定以上に売れたことが理由なのだが、トヨタははっきりとバッテリーの供給が間に合わないと説明している。ホンダは予定生産台数の国内配分枠を売り切ったからというのが正式説明だが、まあおそらくは、その予定生産量を決めているのはバッテリーの供給量だと踏んで間違いはあるまい。

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バッテリー需給の現状

 なぜそんな誤報が起きるのかといえば、現在全世界でバッテリー生産はひっぱく状態にあり、新たに「電動車」マーケットに参入しようとするメーカーは、みなバッテリー供給で苦労をしているという現実を知らないからだ。いかにトヨタとはいえ、年産550万台のEVを作ると聞けば、自然に「そんなバッテリーを用意できるはずがない」と思って当然で、それが分かっていればこんな誤報はあり得ないのだ。

 筆者は、昨今の電動化にともなって、バッテリーの供給がギリギリであることについて何度も警鐘を鳴らしてきたのだが、一方で「バッテリーの増産態勢はすでに整っており、何ら問題はない」とする対立意見を目にすることは多かった。今回の件で、供給問題があるのかないのかははっきりしたと思っている。ちなみにあるトヨタの幹部は「もし本当にバッテリーの増産が急伸しているサプライヤーがあるならば、ぜひ教えてほしい。今すぐにでも供給契約を結びたい」と筆者に言った。

 ということで、バッテリーは足りないのだ。根源的な解決を図るには、グローバルにバッテリーの増産を図りたいところだが、多くの人が耳にしているように、次世代技術として、トヨタが開発中の全固体電池に大きな期待が高まっている現状を背景に、サプライヤー各社がリチウムイオン電池の増産に投資するのは難しい判断だろう。


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