新業態「#ワークマン女子」桜木町に開店 感度の高い「インスタ世代」を狙う:SNS映えスポットも
ワークマンは、女性客をターゲットとした「#ワークマン女子」を開店する。SNSとリアルの一体化を図り、「インスタ映え」するスペースなどを設ける
ワークマンは10月16日、同社初となる女性客をターゲットとした「#ワークマン女子」を桜木町駅前のコレットマーレ(横浜市)に開店する。SNSとリアルの一体化を図り、「インスタ映え」するスペースを設けるなど、インスタ世代の集客を狙う。
売場面積は従来のショッピングモール店の1.5〜2倍。路面店を含めて同社最大級の売場面積を持つ旗艦店となる。
売り場の構成は、女性専用売場40%、ユニセックス20%、男性専用40%とし、従来のモール店に比べ女性専用売場を2.5倍に拡大。また、女性が購入できる売り場を店舗の前面に出し、内装も「女性ウケ」を意識する。 一方、男性向けの売り場は店舗奥にやや「控えめに」 配置。入り口から見ると「女性専用店」に見えるよう配慮する。
同社が展開する従来の店舗は主に男性をターゲットとしていた。#ワークマン女子では、入居するコレットマーレに多い女性客とファミリー客、インスタ世代の女性客と一緒に来店する若い男性客をターゲットに内装や品ぞろえを工夫した。
店内には商品を着てSNSで発信ができるスポットを多数設ける。店舗の前面にあるアンバサダーコーナーでは、YouTuberやブロガーなど、同社のアンバサダーの提案を「丸のみ」して開発した新製品を陳列する。また、QRコードを読み取るとアンバサダーが投稿した製品紹介を見ることができる。
初年度の売上目標は、女性向け55%、男性向け45%の構成で4億5000万円 。同店は実験店舗として位置付け、このほか数店をモールに出店した上で、今後の展開を検討する。
ワークマンが運営する路面店には、女性の来店が増えているものの35歳以上がほとんどだという。#ワークマン女子をオープンする狙いについて、同社は「これまで来店してもらえなかった高感度なインスタ世代の女性を路面店に送客したい。一緒に来店する若い男性客の取り込みも図っていきたい」としている。
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