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ローソンが3〜8月期決算を発表 コロナ禍の影響で純利益が減少:成城石井事業は堅調
ローソンが3〜8月期決算を発表した。主力の国内コンビニ事業がコロナ禍の影響で苦戦した。消費行動の変化を踏まえた対応で乗り切る考え。
ローソンは10月8日、2020年3〜8月期の連結決算を発表した。コロナ禍の影響で国内コンビニ事業の客数や売り上げが大きく減少したことなどが影響し、純利益は33億円(前年同期比84%減)だった。
売上高にあたる営業総収入は3229億円(同13%減)、営業利益は167億円(同55%減)だった。成城石井事業は堅調だったが、エンタテインメント関連事業がイベントなどの中止・延期の影響を受けて減益となった。
同社の竹増貞信社長は主力のコンビニ事業において、デザートやファストフードといった「強み」をさらに伸ばす一方で、コロナ禍で好調な生鮮食品、冷凍食品、日配食品、酒類、常温和洋菓子のカテゴリーをさらに強化する考えを示した。いずれも、巣ごもり需要が発生したり、消費者が買いだめをするようになったりしたことを踏まえての対応。
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