スキー場のゴンドラがオフィスに 星野リゾートがプライベートオフィスを提供:宿泊者は無料で利用できる
星野リゾートは、リゾートホテル「リゾナーレ八ヶ岳」で、ゴンドラを再利用したテレワーク用のプライベートオフィスの提供を11月10日から開始する。床面積は約2畳で、暖房機能やWi-Fiを完備。室内にはコンセント付きのデスクや、腰の高さのソファを配置する。また、テレビ会議用マイク・スピーカー、外付けディスプレイなどの貸し出しも行う。
星野リゾートは10月12日、リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」(山梨県北杜市)で、ゴンドラを再利用したテレワーク用のプライベートオフィス「テレワークゴンドラ」の提供を開始すると発表。11月10日からの提供を予定している。
ゴンドラは「星野リゾート アルツ磐梯」のスキー場で使用されていたものを利用。ゴンドラをワイヤでつなげて高低差を表現し、スキー場のような光景を演出する。
床面積は約2畳で、暖房機能やWi-Fiを完備。室内にはコンセント付きのデスクや、腰の高さのソファを配置する。また、1日1500円(税別)で、テレビ会議用マイク・スピーカー 、ライト、ノートPCスタンド、膝上デスク、外付けディスプレイをセットにした「パーフェクト ワーケーションセット」の貸し出しも行う。
テレワークゴンドラは1台につき最大2人まで利用が可能で、宿泊者であれば無料で使うことができる。利用時間は午前6時〜午前0時まで。専用フォームからの予約が必要だが、空いていれば即時予約、使用も可能だという。
リゾナーレ八ヶ岳では、3月からパブリックスペースをコワーキング向けに開放し、ワーケーションを提案。コワーキングスペースの利用者が多く、集中して仕事ができる場所を求めるニーズがあったことから、ユニークでリゾート感のあるテレワークゴンドラの導入を決めたという。
関連記事
- プリンスホテル、AI技術を取り入れた次世代型ホテル開業
プリンスホテルは10月8日、ICTやAI技術を導入した新ブランド「プリンス スマート イン恵比寿」を開業した。デジタル世代の“スマートな滞在ニーズ”に対応したいとしている。 - ホテルで“朝のお勤め”ができる 「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」開業
三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは、寺とホテルが一体となった「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」を9月28日に開業する。「朝のお勤め体験」など独自の企画も展開していく。500年の歴史がある寺院を次代へと継承する社会的な使命を果たすとしている。 - HIS、スカイマーク・星野リゾートと連携し「3密対策特別ツアー」を販売
エイチ・アイ・エス(HIS)は、スカイマーク、星野リゾートと連携し、3密対策を追求した「北海道特別ツアー」を8月19日から販売する。各社の取り組みに加え、3人掛けの航空シートを2人で利用するなど、3密対策を追求した。HISでは今後も3社で連携し、ウィズコロナ時代の新しい観光スタイルを提案したいとしている。 - HISが川越市に「満天ノ 秀そば」開店 飲食業を将来の新しい事業の柱へ
HISは、埼玉県川越市に「満天ノ 秀そば」を10月2日に開店する。同社は将来の新しい事業の柱とするため新規ビジネスを開始していて、そば店開業もその一環としている。11月には都心での開店を予定している。 - ワーケーションを成功させるには? 企業がしっかり進めるべき「4つのステップ」
ワーケーションは、コロナ禍で混乱する企業、地域、個人、それぞれにメリットをもたらす、アフターコロナ時代の新しい「働き方&休み方」である。ただし企業がワーケーションのメリットを享受するには、しっかりステップを踏むことが重要だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.