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コクヨ、飛沫を吸引するテーブルを発売 対面の会議に安心感:空気清浄機能も
コクヨは、会話で生じる飛沫や呼気を吸引する会議用テーブル「エアトリーブ」の受注を12月に開始する。新型コロナウイルス感染予防のため、対面での会議や商談がやりにくい状況になっている。対面コミュニケーションの安心感を高める商品を投入する。
コクヨは10月13日、会話で生じる飛沫や呼気を吸引する会議用テーブル「エアトリーブ」の受注を12月に開始すると発表した。天板の中央から風を発生させることで飛沫を吸い込み、室内への拡散を防ぐ。新型コロナウイルス感染予防のため、対面での会議や商談がやりにくい状況になっていることから、対面コミュニケーションの安心感を高める商品を投入する。
エアトリーブは、天板の下に電子式集じんフィルターを内蔵した空気清浄ユニットを搭載。天板中央の吸引部から毎秒2.5メートルの風の流れを発生させることで、会話で生じる飛沫や呼気を吸い込む。
空気清浄ユニットは1台当たり毎分15平方メートルの空気をろ過する。一般的な会議室(10人用)であれば、1時間で換気36回相当の空気清浄能力を有するという。また、電子式集じんフィルターは、ウイルスの粒径と同等の大きさの粒子を除去できる。
価格はオープン。年間2億円の販売を目指す。
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