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作業服を扱わないワークマン 「#ワークマン女子」が目指すものとは:従来店舗との差別化(2/4 ページ)
ワークマンが新たに展開する「#ワークマン女子」が開店前から注目を集めている。ワークマン初の女性をメインターゲットにした店舗だが、従来の店舗と何が違うのだろうか。実際に行ってみた。
女性専用売場を2.5倍に拡大するも男性用商品も配置
#ワークマン女子の売場面積は、従来のショッピングモール店の1.5〜2倍。路面店を含めて同社最大級の売場面積を持つという。売り場の構成は、女性専用売場40%、ユニセックス20%、男性専用40%。従来のモール店に比べ女性専用売場を2.5倍に拡大。作業着や作業服は扱わず、一般客向けの商品を扱う。
店名に「#(ハッシュタグ)」を付けたのにも意味があるという。既に記したような「インスタ映え」を狙ったディスプレイだけではなく、同社が以前から力を入れているYouTuberやブロガーなどの「アンバサダー」と共同開発した商品の展開を店の入り口近くに陳列した。
ポップやモニターにあるQRコードを読み込むと、アンバサダーがSNSに投稿した製品紹介を見ることができる。同社いわく「リアル店舗がSNSの世界とつながっている」店舗づくりを目指している。
2018年のワークマンプラス出店以降、徐々に女性の来店率が増えているがその多くが35歳以上の来店だったという。同社は、これまで来店してもらえなかった高感度なインスタ世代の女性の集客を目指す。
一方、男性用の商品は店舗奥に配置する。女性客と共に来店した男性や、ファミリー需要に応える狙いだ。
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