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くら寿司が「Go To Eatキャンペーン」に参加 スシローとの方針の違いは:再成長できるか
くら寿司が「Go To Eatキャンペーン」に10月19日に参加する。国内の全店舗が対象。スシローは10月14日から順次対象となる店舗を増やしているが、方針の違いはどこにあるのか。
くら寿司は10月19日、「Go To Eatキャンペーン」に参加する。キャンペーン期間中、オンライン飲食予約サイト「EPARK」の専用ページから時間指定予約をして来店すると、次回以降に使用可能なポイントを付与する。国内の全店舗が対象。
同キャンペーンは、感染予防対策に取り組みながら営業している飲食店や、食材を供給する農林漁業者を支援する制度。10月1日からスタートしている。
ライバルのスシローは、10月14日からGo To Eatキャンペーンに参加している。すでに新潟県、大阪府、愛知県などの店舗が対象となっており、今後も拡大する予定だ。オンライン飲食予約によるポイント還元は対象外としており、プレミアム食事券で対応する。くら寿司はプレミアム食事券には参加しないので、この点が大きく異なる。
くら寿司の既存店売上高は新型コロナウイルスの感染拡大が本格化した2020年3月から前年割れの状況が続いていたが、9月には前年同月比107.9%と息を吹き返した。客数もほぼ前年並にまで回復している。現在、新しい非接触型サービスの導入を進めており、感染症対策に取り組む姿勢をアピールしている。キャンペーンに参加することで再成長できるか。
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