住信SBI銀行、スマホがキャッシュカード代わりになる「アプリでATM」
住信SBIネット銀行は10月29日から、スマートフォンアプリをキャッシュカード代わりにATMが利用できる「アプリでATM」サービスの提供を始めた。セブン銀行ATMとローソン銀行ATMで利用でき、現金の入出金のほか、カードローンの借り入れと返済が可能。
住信SBIネット銀行は10月29日から、スマートフォンアプリをキャッシュカード代わりにATMが利用できる「アプリでATM」サービスの提供を始めた。全国のセブン銀行ATMとローソン銀行ATMで利用でき、現金の入出金のほか、カードローンの借り入れと返済が可能。
全国のセブン銀行ATM2万5000台と、ローソン銀行ATM約1万2000台で利用できる。ローソン銀行のATMは新型機が対象。ATMを操作して表示したQRコードをアプリで読み取って利用する。また、iOSとAndroidに対応するアプリはバージョン6.0.0が必要。先行リリース期間となっており、ユーザー全員への配布には1週間ほどかかる。
スマホアプリをキャッシュカード代わりにするサービスは、auじぶん銀行が提供中。当初のセブン銀行に加え、8月からはローソン銀行でも利用可能になった。
これまで銀行のサービスを利用するにはキャッシュカードを使うのが当たり前だったが、スマホの普及に伴いスマホでの代替が進みつつある。ネット銀行へのログインには、IDとパスワードのほかにトークンカードを必要とする場合が多かったが、昨今、それもスマホアプリに切り替わりつつある。ジャパンネット銀行は従来のカード型トークンに代わり、スマホアプリを提供。住信SBIネット銀行は機能を強化した「スマート認証NEO」を7月に導入した。
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