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コロナ禍に人気を集めた「ぼっちてんと」、開発秘話に迫るあの会社のこの商品(4/5 ページ)

新型コロナの感染拡大を受けて、テレワークを導入する企業が増えた。いきなり自宅で仕事をする人が増えたわけだが、そこで注目されているのが「ぼっちてんと」だ。商品の特徴は……。

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折りたたみにくい理由はテントのサイズ


ビーズの川瀬隼利氏

 「ぼっちてんと」は、どのように評価されているのだろうか。ゲーマーからは「集中できる」「没入できる」、テレワーカーからは「作業がしやすくなる」「頭の切り替えができる」といった声が多いという。しかしその一方で、「たたみ方をもっと簡単にしてほしい」「防音にしてほしい」という要望が目立つ。

 折りたたみにくいのは、サイズが起因している。ポップアップテントは幅、奥行、高さが同じであれば比較的たたみやすくなるが、「ぼっちてんと」は落ち着きやすい空間にするため、高さが幅や奥行よりある(幅と奥行は同じ)。「一度張ったらしばらくの間はそのまま使い、頻繁にたたむことはないと考えていたので、問題視していませんでした」と川瀬氏は話す。

 また、防音に関しては遮音性に優れる生地はあるものの、効果や実用性の程度が不明、ポップアップできない、価格が高くなる、といった課題があり、今後どう対応するかは悩ましいところだ。

 「個人的には、防音性をプラスした頑丈な据え置き型テントを試しにつくってみたいですね。価格はかなり上がりますが、据え置き型にしてスペックを上げ、いいものをつくってみるのも面白いかもしれません」と川瀬氏。過去に試作をつくったこともあるので、来たるべきときにつくることはできるという。

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