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イオン、11月20日から「ブラックフライデーセール」 値引き商品と“密”対策が明らかに:生産者支援も(2/2 ページ)
イオンリテールは11月20日から「ブラックフライデーセール」を開催する。フライングセールを行う店で、お得商品が明らかになった。どのような“密”対策をしているのか。
生産者を応援する取り組みも
外出・外食を自粛する消費者が増えたことで、需要が低下した産地の商品を応援する取り組みも行う。例えば、養殖のぶりは100グラム当たり198円、真鯛の半身は698円、黒毛和牛肩ローススライスは100グラム当たり500円でそれぞれ提供する。全店一括仕入れを行うことで、コスト削減も実現したという。また、旅行を自粛している人のために、全国各地の名産菓子も用意した。
「半額セール」が人気の紳士服コーナーは、毎年のように買い物客で混雑していた。しかし、今年は、売り場に入れる人数を制限したり、試着室に並ぶ客同士の距離を適切に保つ工夫をしたりする。さらに、動線が一方通行になるよう誘導し、客同士の接触を防ぐ。
店内の混雑を防ぐ工夫としては、プレセールとなる「ECセール」を実施したり、店頭での予約販売会で扱う商品の品目数を増やしたりしている。また、生鮮食品コーナーでは、例年行っていた果物や野菜の詰め放題サービスを止め、商品のセット販売を行う。従業員との接触を減らすために、通常の接客をする一方で、店内に大型テレビを設置して商品紹介の動画を流す。
担当者は「今年は暗い話題が多かったが、買い物を通じてお客さまに元気になっていただきたい」とコメントした。
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