スタバ、「スマホで事前注文・決済」サービスを全国に拡大 コロナ禍のニーズに対応:ドライブスルーにも対応
スターバックスコーヒージャパンは12月から、事前注文決済サービス「モバイルオーダー&ペイ」の対応店舗を全国の直営店に広げる。新型コロナウイルスの影響で非接触サービスの需要が拡大。計画を早めて全国の店舗に導入し、サービス内容も拡充する。
スターバックスコーヒージャパンは11月30日、事前注文決済サービス「モバイルオーダー&ペイ」の対応店舗を、12月から全国の直営店に広げると発表した。新型コロナウイルスの影響で非接触サービスの需要が拡大。計画を早めて全国の店舗に導入するほか、ドライブスルーにも対応するなど、サービス内容も拡充する。
モバイルオーダー&ペイは、スマートフォンなどで事前に注文・決済を済ませ、レジに並ばずに商品を受け取ることができるサービス。2019年6月に都内の56店舗からサービスを開始。その後、導入店舗を徐々に拡大している。また、当初は持ち帰り専用のサービスだったが、店内飲食時でも客席から注文・決済できるようにするなど、サービス内容も拡充している。
サービスを利用するために登録が必要な会員プログラム「Starbucks Rewards」は、会員数が620万人を突破。特に、20年2月以降の会員数は前年同月比130〜170%で推移しているという。
コロナ禍で需要が拡大していることから、導入計画を早めて12月から全国展開を開始する。また、300店舗あるドライブスルー対応店舗でも順次導入を進める。事前に注文・決済すれば、車から降りずにドライブスルーレーンで商品を受け取ることができるようになる。
選択できるメニューは、定番のコーヒーやエスプレッソビバレッジのほか、季節限定のフラペチーノやフードメニューにまで広げてきた。12月からは、新たに「One More Coffee」サービスの2杯目の注文にも対応する。
モバイルオーダー&ペイで選べるメニューについては、ドリンクのカスタマイズの需要も大きい。事前にメニューをゆっくりと選択できることから、モバイルオーダー&ペイを通じてカスタマイズしたドリンクの注文件数は、同サービスの利用がない場合と比較して約3倍になっているという。
今後もニーズに応じて、サービスや機能を拡充していく計画だ。
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