連載
“脱ハンコ”電子契約の基本的な使い方 クラウドサインとDocusignの長所と短所:新連載・リモートワークを止めないSaaS(1/4 ページ)
脱ハンコの動きの中で、受け皿として注目されているのが電子契約システムだ。電子署名には“2つの方法”があること、クラウドサインとDocusignの機能などについて解説する。
新型コロナウイルスは私たちの働き方を大きく変えてしまった。マスクをすることが当たり前になり、在宅勤務をする人も増えた。多くの人にとって、働くということは会社に通勤することと同義だったが、その根幹が揺らいだのだ。
リモートワークによって、通勤時間が削減されるというメリットはあるが、業務を円滑に行う上ではさまざまな問題が生じている。官公庁における不必要なハンコの問題は、河野太郎規制改革担当大臣のリーダーシップによって解決に向かっているが、リモートワークを阻む課題はまだまだ無数に存在する。
筆者は3年以上前からリモートワークを実践。現在、経営している会社でも全従業員がリモートワークで働いていて、業務を滞りなく進めるためにさまざまなITツールを活用している。本連載では、リモートワーク下において生じる課題に対して、ITツールを活用して対応するための方法を具体的に解説したい。
連載第1回は、脱ハンコの動きを受けて、急速に拡大する電子契約システムを取り上げる。
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